~ 理事長のブログ ~

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2017年1月29日(日)

デンマーク

国民が一番幸せを感じている国がどこか知っていますか?
寝たきりゼロの国がどこか知っていますか?
その国は、デンマークです。「幸福大国」です。そのデンマークに行くことになりました。



私たちの人生の最大の目的は、幸せになることです。
「自分一人だけが幸せになることはできないのだから、まずは周りに幸せを配りなさい。
そおすると、回り回ってみんなが幸せになり、君たちにも幸せが戻ってくるよ。」
と夢と心優に伝えています。みんなが幸せになってもらいたいです。

幸せはお金持ちになることでもなく、便利になることでもないです。
お金があっても不幸せになっている人も多く、お金がなくても幸せを感じている人も多いです。
お金が人生の目的になってしまったら、幸せは見えなくなってしまうような気がします。

デンマーク、面積は九州よりチョビット広く、人口は570万ほど。
千葉県の人口が610万ほどなどで、千葉県より小さな大国になります。

デンマークは北欧の一国であり、冬は長く寒く、厳しい自然の国でもあります。
でも、食糧自給率は300%を超え、軍隊も持ち国際貢献し、存在感のある国となっています。
ちなみに、日本の食糧自給率はたったの66%ほどで食糧自給貧困国となっています。

デンマークの所得税は50%を超え、消費税は25%となり、税金だらけの国です。 しかし、デンマーク国民は不平不満を言うことなく、税金の高負担高リターンを選択し、税金の使われ方を常に監視し、納得の納税をしております。日本と違います。

厳しい自然の中で大切な資源は人なので、人を大切にし、教育といのちを大切にしています。
教育費、医療費、介護費がただなのです。
そして、その結果、幸福大国となっているのです。

Kingdom of Denmark デンマーク王国 ”Kingdom of Denmark”(外務省HP)

"Are you happy?"と尋ねて"Yes, of course!"とほとんどのデンマーク国民が答えます。
日本人、幸せと答える人は60%台。
世界一長生きで、お金持ちで、平和で安心な国である日本なのに幸せをあまり感じていない。

私たち、日本国は、幸福大国を目指すべきです。
そのために、デンマークから多くのことを学ばなければなりません。

幸福大国は教育大国でもあります。学校の先生が尊敬され、人生の生き方、人としての心、社会人としての心構えを教えていると思います。その現場を見てきます。

いのちをどのようにして守っているのか医療の仕組みを知り、いのちがどのように支えられているのか介護の仕組みを見てきます。北海道と同じ厳しい自然の中で、自宅で、地域で最期まで生き切ることのできる仕組みを見てきます。
そして、本当に寝たきりゼロなのか、どこかに隠しているのではないか、見てきます。

デンマーク福祉視察ツアー、今まで3月か9月に開催されていたようです。
3月も9月も太陽の高さは同じです。でも、3月はまだ冬、9月は穏やかな季節。
より厳しい3月を選びました。悪条件の中のデンマークを見てきます。

このツアー、最低実施人数は10名。申し込み期限が今月末までとなっています。
3週間前に申し込んだのですが、その時の申し込み人数は私が4番目でした。

昨日、日本近畿ツーリストから電話が来ました。「ツアー実施」と!

2017年1月23日(月)

海を見ながらのカッポレ

50歳半ばから後半へと熟年を増しているオヤジ3人が千倉へ集結しました。同級生です。
海を見ながらのカッポレ、持ってくるものは熱き心と大きな夢。皆な頑張っています。
ラグビー部とワンダーフォーゲル部と卓球部の合同合宿でもあります。
そして、3人の専門は地域医療なのです。

折茂賢一郎先生、ラグビー部出身、群馬・草津辺りで医療介護福祉の連携と温泉を絡めて日本初の地域包括ケアのモデルを創った医師です。名前は知っており群馬を中心に活躍していると思いきや、現在千葉県市川市を中心に活動していることがわかりました。

六合(くに)温泉医療センターを立ち上げ、西吾妻福祉病院などを立ち上げてきました。
医療の前に「温泉」とか「福祉」が付いているナイスな先端医療を行っています。
折茂先生の現在、地域医療振興協会の幹部として、老人保健施設協会の副理事長として、全国在宅医療会議の構成メンバーとして六合ではなく国に食い込んでおります。
オールジャパン代表です

鈴木孝徳先生、南房総市立富山国保病院の院長先生であり、房総半島のマッターホルン伊予ヶ岳336.6mを登山することが趣味のようです。たった3人の医師で外来、病棟、検査、在宅、保健予防活動、そして一番大変な24時間365日の救急医療を実践しているのです。

鈴木先生、とっても忙しいのに、優しく、丁寧に医療を実践しております。
オール房総半島の代表です。先端医療も高度医療も実践しております。
この辺りのことブログに書いてあります。
2016年11月17日「山の中の病院」

私、松永平太、オンリー千倉です。千倉でも平舘(へだて)という地区に集中します。
房総半島のアリンコです。でも、小さなアリンコが大きなゾウを倒したら面白いだろうなぁ。
と妄想しながら、下克上を目指しております。


オヤジ3人が集まった民宿、政右ヱ門(まさえもん)
料理が自慢の宿です。美味しいものをたらふく食べて、後は勝手に布団をひいて寝る宿です。
”海辺の料理宿 政右ヱ門”

テレビで美味しいもの料理の番組での女優、「わあ、このアワビのお刺身、とっても厚い!」。
私、「エッ、アワビって丸かじりじゃないんだぁ!」

千倉、捻挫する患者さんが多いんです。
何故って、アワビにつまずいて捻挫してしまうからなのです。

千倉の住民、みんな恥ずかしがり屋さんなのです。
何故って、いつも房州エビを食べているから。直ぐに赤く・・・。
(伊勢エビの漁獲量は房州が一番で、房州エビと呼んでいます。)

海の幸を堪能しました。
私が「10年後にこのカッポレを開きますので元気に過ごしましょう!」と言うと
他の先生方、「いつどうなるかわからないので毎年カッポレしませう!」と。

熱き心と大きな夢、皆で語り合いました。
でも、覚えていません。細かい泥のように沈んで行きました。
新年早々に、来年も開きますよ。






2017年1月15日(日)

雪が降る中、蚊が飛ぶ

本日15日、日曜日、イチゴの日、久しぶりに昼寝をしました。
午前中は「喝ッ~ツゥ」を観て、コタツの上を掃除して、松永醫院へ行き書類作成をし、
3.999Kmを走り、昼ご飯をたらふく食べ、沈んでいったのです。

午後早めの風呂に入り、娘の歯科受診のため館山まで送り、待っている間にこのブログを書いています。 スカイラーク系の「グラッチェ」というレストランに入っているのですが、夕方にもかかわらずたくさんの家族連れが入っております。 1199円でメイン料理+ピッツァ食べ放題+ス-プバー+ドリンクバーのセットがあるからで、かなりのお得感があります。

レストランの眼前には夕方の北条海岸が見え、鏡のように静かなため鏡浦(かがみうら)海岸とも呼ばれ、その向こうには富士山が見えています。
海の向こうに見える霊峰・富士山、私たちの魂であり誇りでもあります。



昨日、東京新宿へ行っていたのですが、ほとんど雪は降っていませんでした。
夜、千倉へ戻る途中、高速館山道を通って南下してみたら雪だらけになっており驚きました。
安房、南房総は東京のハワイ寄り、温暖で冬でもお花が咲く地域です。

安房地域は三方向を海に面しているため、東京では空気が乾燥して雪が降ろうにも降ることができなくても、東京湾を風が通る間に湿気を含み房総半島の先っちょだけ雪が降ることがあります。昨日がそんな日です。


ついでに、本日は小さいことを、気になったことを書きます。

先週、千葉で勉強会があり家族で外出しました。その時にランチで入ったレストランです。
ハンバーグ、とんかつ屋さんですが、サラダバーが付いており、食事を待っている間に野菜をたくさん摂取することができました。そして、お店の中を徘徊したのですが











良いことが書いてありますね。
女将さんの趣味だそうです。

東京から千倉へ帰還している際にNHKでは、「MEGA CRISIS巨大危機」というドキュメントが流れ、トリインフルエンザから新型インフルエンザとなり、多数の死者が生まれ、医療機関が麻痺状態となることを語っていました。

トリインフルエンザが出ると何万羽もの鳥が殺傷処分になるのは、人間の命を助けるため。
人間の命の危険を取り除くために、何万羽もの生き物の命を犠牲にすることに驚き

タバコを禁止することができないこと
地球温暖化を止めることができないこと
戦争、争いを起こさせないこと

いのちに対して、こちらの方が実効性があると思うのですが。

昨晩、午後11時からのNHKのEテレ、若年性認知症のドキュメントが流れていました。
ワインを飲みながら観たもので、途中で寝てしまい、最後の方覚えていません。
沈んで行きました。

今シーズン一番の寒気、外で雪が降っている中、部屋の中に一匹の蚊が飛んでいました。
千倉で一匹の蚊が飛ぶと、東京で雪が降る。
北京でチョウチョが飛ぶと、ニューヨークで嵐が吹く。
世界はつながっているのです。地球が壊れかけているのでしょう。

振り返ると、早いものです。今日は1月15日、早くも今年も15日が経ちました。
早いもので、今年も残すところ350日となってしまいました。

みんな、今年も頑張ろう!

2017年1月9日(月)

成人の日に

七草がゆでなく七草雑煮を食し、正月モードがおわりました。七草、皆さん、言えますか。
セリ、ナズナ、スズナ、スズシロ、ゴギョウ、クツベラ、ヘノカッパ・・・

2017年がスタートしました。
本日、成人の日。今年の目標を考えている最中ですが、今日も朝から呼ばれました。
結局、お二人を看取りました。少々、疲れが出てしまいます。

意識障害で会話もできなく、経口摂取もできないため、亀田総合病院に紹介した患者さん。
腫瘍の脳転移で脳浮腫が起きているためで、今までに何回かの化学療法を行い、患者さんご自身が積極的治療を望んでおりませんでした。

ご家族は、病院に入院するのではなく、私どもの老人保健施設「夢くらぶ」での療養を希望し、緊急ショートステイとなりました。私たちにいのちを託して頂いたのです。
食べることが困難な状態だったのが、ゼリーを食し、ムース食を食べ始め、自宅へ帰る準備をしようとした矢先でした。

夜中に38度台の熱発し、血圧が下がってきているという連絡を朝6時前に夢くらぶから受けました。 当直の看護師が朝6時を待って連絡してきた、気遣いの電話です。
看護師の坂本きみさん、優しい電話に感謝します。いつも支えてくれて有難う。

早速、夢くらぶへ往診に行き、落ち合ったご家族と「家に帰るなら今しかないですが、どうしますか?」という私の質問に、ご家族は「この状態で移動させるのは本人にとって辛いと思います。なので、このまま、ここで看取りたいと思います。」と答えました。



千倉は海の町。でも、脊髄小脳変性症のお婆ちゃんが住んでいるのは深山の部落。
南房総の紅葉名所で有名になっている小松寺にほど近い所に住んでいました。



脊髄小脳変性症と診断されて15年以上往診で診てきた患者さんでした。
緩徐に進行し、歩いては転んで、這いながら前のめりになり、車イス生活となった今があります。 畑仕事をしている夫とは介護用ベッドと普通のベッドを並べて寝ており、料理が上手で親思いの娘の三人暮らしでした。

頭はしっかりしていて、謙虚で感謝の気持ちを持ち、皆から愛されていました。
昔、デイサービスセンター「あそぼ」の買い物ツアーでジャスコに行った際、それまで目の前に置かれたものしか選べなかったのが、陳列されている数多くの商品を前にして、自分で選択するチョイスの山を見て嬉しくて涙を流していたことを思い出します。

ハーモニカを吹くのも得意でした。哀愁の音色を奏でて、地域医療の勉強に来た学生さんを泣かせたりもしました。
それが、突然の最期。

まだ、整理整頓できないでいます。


1月9日(月)成人の日
それまで育ててくれた親に感謝する日でもあります。

事件はそれ以外にも起こりました。
肺炎で入院し、退院してきたばかりなのに、38度台の熱発した90歳代のお婆ちゃん。
食べられず、足腰がフラフラして歩けないとのこと。

入院してしまうと足腰が弱くなり、認知症も進行してしまう。
だから、極力自宅で治療をして頂きたいと私の携帯電話にヘルプコールが来る。
急遽、訪問看護を導入し、抗生剤投与を開始しました。ダンダンと良くなってきています。

私の携帯電話の番号、いのちの電話番号は待合室にオープンになっています。
「24時間、365日、患者さんのいのちを守ります!」っという魂の表れです。


認知症で独居の90歳代のお爺ちゃん。
大声を出して暴れていると。そのうちに歩けなく失禁しているとの情報が入って来ました。
私のスタッフが行ってみると、寒がって動けなくなっている状態でした。

さっそく、認知症対応型デイサービス「おかげさま」へ連れて行き、暖かい風呂に入り、温かい味噌汁を食べて頂きました。 松之助さんのいのちが次第に温かくなってきました。
たまたま一部屋空いているGH夢ほーむに緊急ショートステイをして頂き、落ち着いたらご自宅に帰って頂こうと思います。

渡辺くん、和子さん、スタッフの皆さん、ご苦労様でした。感謝しております。
スタッフの皆が私を支えてくれるので、私は理想の医療、ケアを求めることができます。
「一人の百歩」ではなく「百人の一歩」です。

2017年、今年は普通ではない「ハチャメチャな一年」にしようと思います。




2017年1月4日(水)

2017年正月休み

新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。
皆さんのお正月はいかがお過ごしになったのでしょうか。

年末は、娘たちのスキーキャンプの迎え入れと正月準備で終りました。
松永家の大晦日の昼食は、グループホーム「夢ほーむ」で天才安田シェフの作る手打ち蕎麦を食し、夕食は紅白を観ながらすき焼きを食すと決めています。

元旦の朝、友人の安田達也くんが採ってくれたハバノリをお雑煮にのせ、おせち料理を食べました。 皆さんのお雑煮はどのようなものでしょうか。
お餅は丸餅?それとも角餅?
お汁はおすまし?味噌仕立て? おすましならカツオだし?アゴだし?それとも味の素?
中に入れる具は何を入れますか?

福井の友人は丸餅に白味噌仕立てで、具は何も入れていないと言っていました。
我が家は、アゴ出汁のおすましに、かしわ肉、白菜、ニンジン、三つ葉を入れ、浜松出身のご主人様はカツオ節をのせ、私はハバノリをのせます。



ハバノリ、知っていますか。
12月の寒くなってきた季節に、海岩にへばり付いて、繊維質な歯ごたえのある海苔です。
知る人ぞ知る結構お値段の高い高級海苔です。 岩にへばり付いて小さい石が付いていますので、焼く時に取り除くことにご注意下さい。⇒ 参考文献として。
おせち料理、女性陣がお正月に料理をしなくてもすむように、家族が集まってワイワイ・ガヤガヤと食す豪華な料理です。 各家族の定番料理があると思います。
松永家では、ミカン、パイナップルのゼリー寄せ。あと栗金団が定番料理でしょうか。

昔は、一部は手料理、カマボコ、伊達巻きなどは買ってきて切り、並べるおせちでした。
今は、松永家、手を抜いて豪勢に出来上がったおせちを購入しています。
でも、おせち、購入するのは今年でやめようかと考えています。

豪勢ですが、値段の割にそれほど美味しくないと評価しています。
やはり作りたてが美味しく、残りそうになっているおせちを無理矢理食べきるのもきついです。



元旦、私のご主人様が大変お世話になった叔母が亡くなり、元旦の夕に行われるお通夜に出席するために一家で浜松に向かいました。大動脈瘤解離による突然死のようですが、前日まで自分でお風呂に入り、子供たちに介護の面倒をかけない旅立ちでした。

穏やかな最期の化粧顔でした。
私とご主人様とが結婚するにあたり、最初に紹介されたのが亡くなった叔母でした。
私のご主人様の父の面倒を看て頂きました。ご主人様自身の人生にも心配して下さいました。 いつも「真美子は元気にやっているのか」と気にかけて下さいました。
合掌



1月2日、日本橋三越の初売りに行きました。浜松を出て2時間半で到着。
子供たちも大きくなってきており、昔ほどの気合いは入りません。
料理をとる平皿が欲しく、食器の福袋を二つほど購入し、千倉へ帰還しました。



夜は、福島県郡山に住まれながら魚釣りが好きで千倉にマンションを有している、元教授の人生の大先輩ご夫婦と一家で食しました。シンプルな贅沢な食事でした。
特にタマネギと塩とオリーブオイルで作ったというドレッシングが絶妙。
シンプルに生きる大切さを感じました。

1月3日、年賀状作成と仕事への準備と整理整頓でア~っという間に一日が終りました。
今年の目標、「ハチャメチャな一年」です。
私、残された人生はそう多くはないかもしれないと思い、パワーを上げて生きます。

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