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「覚悟の瞬間(とき)」(↓ クリック!)
覚悟の瞬間 医療法人社団優和会 松永平太
2024年09月26日(木)

秋が来た

秋がやっときました。夏がドンドン伸びているからです。
四季とは春夏秋冬ですが、最近は五季となり春夏(猛暑)秋冬となっているようです。
実りの秋、美味しいものを食べ、運動もおこない、夢を求めて今を大切に生きたいですね。



50年ほど前の少年平太は夏が大好きでした。海へ行き、スイカの種を飛ばしていました。
東京へ出て行って東京砂漠の熱さが辛くなり、夏が嫌いになってしまいました。
南房総の海岸の街・千倉に戻りましたが、猛暑日が毎年増え、夏が好きになれません。

この数年間、目の前の奇麗な海に潜っていません。でも、来年は海水浴をしよう。
暴力的に暑くなった夏に体も熱くなり、火照った体を冷たい海に沈めれば皮下に熱と冷の融合面を感じ、きっと「クソ暑い夏がとっても気持ち良い!」と夏が好きになるでしょう。

千倉ロードレース、この連休にありました。これまでは地域共生に関する全国大会があり、昨年は名古屋、それまでの数年はコロナ禍、長崎、東京などで開かれて参加してきました。
今年は、台風の影響を考え福岡で11月に開かれます。なので、今年、千倉ステイでした。

連休中、6月につくったJack Daniel 梅酒を呑みました。とっても楽しみしていました。
結果はバツ!Jack Danielの臭味と梅酒の香りがケンカをしてしまい、味がボケてしまっていました。獺祭高級焼酎でつくった梅酒を呑むのが怖いです。結論、普通が一番。



また、昨年11月に亡くなった吟子叔母の子供家族が来ました。男性諸君は千倉ロードレースでノックダウン。女子であるアコとヒナと私たち夫婦四人でカッポレ。いつもの火入れ最高のローストビーフ、ブイヤベースをつくり、私のお気に入りの日本酒を呑みました。



ジョギング、時間当たり11Km程の速さで走っていました。5Kmほどで限界になります。現在、走ると右股関節あたりが痛くなり歩けなくなりますのでジョギングがドクターストップ。PTのシマピーに相談したら右中殿筋に炎症があるとアドバイスを受けました。

ストレッチの仕方を教えていただき、時間当たり7Kmの早歩きを1時間ほどします。
ウォーキング、そんなに息は切れませんが汗はたっぷり書きます。消費カロリーも600Kcalほどと意外と達成感が得られます。ウォーキングの素晴らしさを学びました。

今を大切に、これからがもっと大切だと考え
チョッとだけ昨日よりも今日、今日よりも明日を、より良く生きたいと思い
1%の力を信じ、毎日、努力しよう。


2024年09月16日(月)

敬老の日2024

本日は敬老の日。軽老の日とは書きませんので、ご注意ください。
敬老の日を他人事のめでたい日だと思っていたのが、自分のことと思い日ごろ頑張っている自分を褒め、夜には御馳走を食べ、美味しいお酒を呑もうと思うようになっております。



血圧の薬を飲み始め、誰も座っていないPriority Seatをみると迷い、映画でシルバーチケットをこっそり購入します。学校の娘の面談では、傷つく前に「娘の父です」と伝えます。
トイレも近くなりました。オバちゃんたちの「とりあえずトイレ」が理解できます。

夜も朝まで爆睡していた若いころは過ぎ去り、今は途中何度も目が覚め、CPAPをつけて寝る毎日。ギックリ腰にもなりました。西銀座駐車場に車を止めてドアを開けて颯爽と走ることはもうできません。トイレに間に合わないと片隅で立ちションしたこともあります。

身体の老いは感じます。しかし、魂の老いはないと思います。かえって熱くなっています。
頭は、まだまだだと・・・と信じたいです。でも、また患者さん宅に血圧計を置き忘れました。家族から「ほらまただ!」とおしかりと喜びの電話をいただきました。



65歳以上を高齢者、これ嘘っぱちです。とても死んでもよい歳ではないからです。
日本老年(医)学会では、75歳以上を高齢者にしようという提言がでてきました。
高齢者の入り口は80歳。私は、80歳以上が高齢者と考えるべきだと考えています。

少子高齢の日本、Key Ageは60代、70代だと思う。老後をゴルフ、蕎麦打ちをしながら過ごすのではなく、とくにコミュニティビジネスの担い手になって、地域とつながり地域貢献し、やりがいを感じながらおこづかいを稼ぐ生き方が望ましいです。働くことが一番の効く薬だからです。

敬老の日、朝10時から夕方6時まで「こんなはずじゃなかった介護保険 私たちのケア社会をつくる」というオンライン勉強会に参加しています。介護保険の素晴らしさも知っていますが、特に介護ワーカーに対する現状を知り、そして未来へエールする会でした。

勉強会の途中で訪問診療に行ったり、家に帰って娘に昼食をつくったり、合間にこのブログを書いたりしています。オンライン勉強会だからできることです。コロナ禍の遺産です。
会えないと会えるような工夫が始まります。コロナ禍で新たな文化が生まれました。



この週末、医科歯科大学の同級生が来ました。三上テッチャン、教授になっていました。
学籍番号は三上ですので隣の隣、一緒に呑みに行った思い出はありますが、一緒に勉強した思い出はそんなにありません。いったい、私は何をしていたのだろうか。

KO大学をけって医科歯科大学へ来たテッチャンは、私も忘れている思い出話をしました。

明治天皇が風の強い日に外出し突然うずくまる。どうしました?「目いじってんのう!」
大正天皇が釣りに行った帰り、背中に背負っているものは?「鯛、しょってんのう!」
昭和天皇劇が5時に始まるのを勘違いし7時に行ってみたら「ショー、終わってんのう!」

そんな馬鹿話、おそらくテッチャンにしかしていないと思う。
大学の友人って良いものだなあ。テッチャンは現役入学、私は回りまわって医科歯科。
美味しい海の幸を堪能し、美味しい酒を酌み交わし、30年以上昔へトリップしました。

医科歯科大学もあと僅か。東京工業大学と合併し、東京科学大学になります。
小学校、中学校、高校、大学の卒業アルバム全てを紛失している私は、大学卒業後にみんなと違う方向へ歩いたのですが、そろそろ同級生と会い振り返ってみるのもいいなと思いました。


2024年09月09日(月)

「日昼離床」の大切さ

日昼離床、普通は日中離床と書くのですが、日昼離床と書くことにしました。
日中離床、日本と中国は寝床を離して、仲良くするな!と勘違いされる可能性があるから。
日昼離床、昼間は寝床から離れて過ごしましょう。これ、とっても大切な習慣です。



今から7年前、寝たきり老人のいない国、世界一幸せを感じる国へ行ってきました。
その国とはデンマークです。ノルディック5か国のうちの一つ、赤と白の国旗は日本と同じです。Trust and Respect and Smile の国であり、幸せ大国でもあります。

日本では寝たきり老人がいっぱいいるのに、何故、寝たきり老人がいないのだろうか。
日本のように寝たきり状態となった老人を、どこか老人病院に隠しているのではないだろうか。寝たきり老人がいない理由を求めて、デンマークへ約1週間の視察に行きました。



デンマークで学んだこと、寝たきり老人がいない理由は「日昼離床」。
デンマーク人は、昼の部屋と夜の部屋を分離していました。昼に寝室へ行かないということです。昼間、ベッドへ行かないだけで、そんなに弱らないことを経験し、確証しました。



それに対して日本、高齢者が弱って来ると介護保険を申請し、ベッドをまず借ります。
借りれば使わないと損だと思って、昼からベッドでゴロゴロし始めます。ベッドでゴロゴロするのは楽だから、知らない間に足腰と気力が弱くなり、頭も弱って来るのです。

弱る場合には、30分の昼寝のつもりが1時間へ、そして2時間とドンドン昼寝時間が長くなり昼夜逆転状態となっていきます。一日中パジャマ姿となり、ゴロゴロするから便秘にもなり、食欲も低下し、気力もなくなるので外出することもなくなり、地域の人から見えなくなってしまいます。



高齢者は、昼間ベッドでゴロゴロするから知らぬ間に弱るのです。昼間のベッドは魔物!
そして、地域の人が発見するときには、脱水になり、熱発し、救急搬送されます。
ベッドしかない病院に入院し、点滴をするから抑制されて、壊れて行きます。

ベッドは、夜寝るところ。昼間いたらダメなのです。
寝起きが大変だからといって、介護保険でベッドを借りる人が多いです。寝起きは、朝夕のたったの2回。借りちゃうと昼間もベッドで寝ちゃうので、布団のままで良いでしょう。



「日中離床」ではなく「日昼離床」、これを習慣、文化として浸透させたいです。
南房総市に「日昼離床」の大切さを伝えているのですが、届いているのでしょうか。
「日昼離床」するだけで、健康寿命が延伸し、要介護度の重症化を予防することができるからです。


2024年09月02日(月)

2024年8月を振り返る

9月になってしまいました。本日より、夏休みが終わり、学校が始まります。
私の横では末娘のココロが夏休みの宿題を必死にやっています。
私は夏休みの宿題をほとんどせずに学校へ行きました。怒られれば済むことだからです。



台風10号が、寄り道をしながらチンタラ日本にやってきました。スーパーコンピューターが予測していたよりも1週間ほど遅れ、台風の通過予測もだいぶ変わりました。まあどんなに科学が進歩しても、1年先、いや1か月先の天気を予測することは難しいでしょう。

地球温暖化のせいで台風一発一発がデカくなり、新幹線も計画運休をするようになりました。その台風10号が南房総をよけて九州方向へ向かい「よけてよかった!」と思い。。。
でも、九州にとっては危なくなります。どこかで必ず犠牲になっているのです。

私達は、他人事としてみるのではなく、自分のこととしてものごとをみることが大切です。
医療も同じです。自分だったら、自分の家族だったらどうするか。目の前の患者さんの困りごとを、自分のこととしてどのように対処するか。優しい医療を提供したいと思います。



今、この8月のスケジュールを眺めています。何も予定がなかったのは数日のみ。
ラジオ体操、毎朝7時から行きました。台風でも行きました。娘とも行きました。
安房地域の夏の風物詩、総合検診にも朝7時からお手伝いに行きました。



亀田メディカルセンターからウラベ先生が地域医療の勉強に来ました。
現在、五島列島の病院で地域医療を実践しているサチ先生が遊びに来ました。
亀田メディカルセンターで、老健夢くらぶの視点から医療介護連携のお話をしました。



80歳が高齢者の入り口。その高齢者が、治療の過程で歩けなくなり、認知症が進行し、体と頭が壊れてしまう。当事者は自宅へ帰ると吠えるも、後方病院・施設へ移り、地域から消え、こんなはずじゃなかったとこの世を去り、空き家となる。これが今の日本。

自己決定の尊重、自分の人生は自分で決める。当たり前だけど、全く実行されていない。世界一長寿の国・日本の25年未来をいく南房総から、理想の高齢者ケアを目指し、地球一になろうと伝えました。亀田の多くのセラピストが参加してくれたのは予想外で嬉しかったです。

9月、私を取材してくれて、本が出ます。他にも20名ほどの医師が紹介されています。
「患者の未来に寄り添う『信頼のエクセレントドクター』」という題の本です。
9月、ワクワクします。どんな一カ月になるのでしょうか。


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