~ 理事長のブログ ~

 ⇒ プロフィールはこちらをご覧ください。

 ⇒ ご意見・ご感想はこちら。

2023年05月24日(水)

地域密着

福祉とは何か?とっても素晴らしい言葉を知りました。
ふくしとは、普(ふ)通に暮(く)らす幸(し)せのこと。
なーるほど、とっても良い語呂合わせです。



広辞苑で福祉とは、消極的には生命の危機からの脱却、積極的には生命の繁栄となっているそうです。このこと、末娘のココロから教えて頂きました。消極的には生命の危機に陥っている人を助けること、積極的には全ての人の命が輝くようにすることが福祉なのでしょう。

ならば、地域福祉とは何か?
チョッとした 居場所で 気遣い 普通に 暮らす 幸せ。
人が生きていくうえで大切なことは3つ、居場所と味方と誇りだそうです。

私のプロフェッショナルは、地域医療。
地域を豊かにすること、幸せを感じられる地域にすることです。そのためには地域に出て行き、病院の窓から見えない風景を見て、病院に届かない声を聴かねばなりません。

地域教育という言葉もあるでしょう。地域の子供たちを地域で育てること。学校の登下校する際の挨拶、笑い声が地域のうるおいとなり、地域の人と子供たちが交流して地域の凄いところを伝え、故郷への愛情である愛郷心を育てることだと思います。



さあ本日の伝えたいこと、地域経済です。
私たち笑顔グループのメインバンクである千葉銀行の千倉支店が2023年9月をもって窓口業務を閉鎖し、ATMのみのやり取りになる報告を受けました。驚きで、残念です。

医療、介護、福祉の世界は医療保険と介護保険という公的保険制度を用いており、特に公共性の高い社会福祉法人は、お金の流れを銀行通帳に記載しなければなりません。つまり、窓口業務を用いることは必須なのです。千倉支店がなくなることは業務停滞になることです。

南房総市は6つの小さな町と1つの村が合併してできた小さな市です。マクドナルドもケンタッキーもガストなどのファミリーレストランもない市は南房総市ぐらいでしょう。高齢化率は約48%、人口約3万5千人、日本中どこにでもあるダウンサイジングの田舎町です。

南房総市の年間出生数は100人ほどとなっています。考え方では小学校1校ですみます。
しかし、地域文化と経済が南房総市の中で散在しています。地域性で、地域教育の観点で小学校は6つ存在しています。効率性よりも大事にしなければならない地域性があるからです。

千倉町は南房総市の中で一番大きな街です。その千倉の千葉銀行がなくなるのは何故?
千倉支店の老朽化とも言われますが、館山本店をはじめ他の支店も同様の古さ。補修すれば十分に使えるはず。千倉支店長が言うには「トップダウンなので・・・」。

千葉銀行の上層部が、地域性よりも経営効率を優先する判断をしたということです。
トップが現場である地域を知らずに地域を切り捨てたと考えています。東京駅丸の内中央口店と第2支店との合併とは意味合いが違います。地域経済を忘れてしまっているのでしょう。

腹が立つと止めどもなく文句を言いたくなります。

千倉支店がなくなる報告を受けたのは4月に入ってから。そんな経営判断をしたのはだいぶ前のはずなのに、新年度に入ってからするとは。ズルい。その直前の3月には訳の分からない投資に勧誘され、付き合いでしてあげた。。。今となればだまされた思っています。

トップもトップ、現場も現場。似た者同士。裏切られたと思っています。
地域経済って地域の産業を元気にさせ、地域を豊かにし、地域を幸せにすることです。地域に寄り添い続ける良きパートナーだと思っていた銀行が消えてしまいます。残念です。

でもね、よく考えてみると医師も同じことをしているんですよね。
長年診てきた目の前の患者さんをうっちゃって、研修という名目で次の病院に移って行く職種です。しかし、開業医は違います。逃げられないので、いつまでもいますよ。


2023年05月18日(木)

カンタキにこにこ(笑笑)

地域包括ケアの推進と全国で叫ばれていますが、それを実現している地域はありません。
地域包括ケアとは、本人が望むところで生き切ることができるケア。
そして地域包括ケアを達成するためのサービスが、看護小規模多機能サービス、カンタキです。

そのカンタキを、現在建設中で、今年2023年8月に完成、9月にオープンさせる予定です。
今までいのちを支え切るツールとして様々なサービスを作ってきましたが、一番地域包括ケアを達成する最終秘密兵器をやっと完成させます。そして、その名前が決まりました。

カンタキ「にこにこ」、漢字で「笑笑」と書きます。
私たちのミッションは、いのちを助け、いのちを支えること。
いのちを助け、いのちを元気にし、いのちを輝かすことです。

いのちの輝きは笑うこと、笑顔をたくさん作ることです。
美味しいものを食べて怒る人はいません。爽やかな笑顔を見て怒る人もいません。なので、私どもを「笑顔グループ」と名付け、日本一、地球一笑顔を集めるグループを目指します。

その笑という漢字2文字を並べ、「にこにこ」という名前に決定しました。良い名前です。
名付け親は、社福おかげさまの女将であるカズコさん、ノリコさんです。有難う。
「笑笑」という名前を見て、元酔っ払いの男性諸君がたくさん来そうですね。

実は、名付け親がもう一人いるのです。キョウコさん、老健夢くらぶの女将です。老健夢くらぶを増床した新館があるのですが、その新館の名前が「和和」と書いて「にこにこ」となっています。つまり、「にこにこ」が2個2個あり、その名付け親がキョウコさんなのです。



ちょっと固い日本の現実を書きます。

今の豊かな日本を創ってくださった高齢者は、人生の最期を自宅で過ごしたいと願っています。歳を取ればとるほど住み慣れた自宅で、地域で最期を過ごしたいと願っています。
しかし、この「最期は家」という願いが叶えられる地域は、残念ながらないのです。

在宅看取り率が地域包括ケアの推進のメルクマールになるのですが、在宅看取り率のデータはありません。かわって在宅死亡率がメルクマールになりますが、お風呂場で極楽死などの異状死が含まれ、地域により異状死の割合は20%~40%と異なるとも言われております。

在宅死亡率は約13%、コロナ禍で17%と跳ね上がりましたが、在宅で訪問看護などの在宅サービスを受けながら看取られた人の割合は1割未満となります。ほとんどの人が、望むところで生き切ることができていないのです。これって、おかしくないですか。

私の住む地域の高齢化率は約50%、世界一長寿の国日本の25年未来をいきます。
だから、南房総の千倉を地域包括ケアが浸透する、望むところで生き切ることのできる地域にすれば、世界最先端ケアが広がる理想の地域になります。それを目指します。


2023年05月12日(金)

房総半島地震

私の住んでいる房総半島と石川県の能登半島は親戚です。
房総半島は太平洋の能登半島であり、能登半島は日本海の房総半島なのです。その房総半島と能登半島の両方を、地震が襲いました。でも、津波が無くてホッとしています。

房総半島と能登半島は、高齢化率50%の地域、超高齢社会です。
世界一長寿の国日本、その25年未来をいく超高齢社会が広がっております。
房総半島は日本の盲腸、あってもなくても同じ。いや違う、形からして日本の急所なのです。

2023年5月5日、能登半島での地震が震度6強、マグニチュード6.5。
2023年5月11日、房総半島での地震は震度5強、マグニチュード5.2。
日本全国から心配の連絡が入りましたが、南房総は震度4強で被害はほぼゼロでした。

私の末娘のココロは千倉中学2年生で、昨晩は鴨川の青年の家に宿泊体験で泊まっていました。仲の良い女子が集まるので出発する前に「今日の夜は、オーバーだね。」と。オーバーナイトの略語ですので夜を徹しておしゃべりをすると鴨川に向かいました。

隣の部屋は学校の先生のお部屋だったそうです。静かにおしゃべりをして楽しみ、流石に寝入った朝4時過ぎに地震がありました。どのくらいの睡眠時間を取ったのでしょうか。
津波もなく、被害もなく、彼女にとっては一生の思い出になったことでしょう。

そのココロ、現在、バレエに夢中。ほとんど寝ていない昨日の夜、ココロはいつも通りにバレエのレッスンに行き、返ってきたのが午後12時近く。この前の週末はバレエコンクールで鎌倉へ行きました。そして、この週末は千葉にバレエ発表会の練習に向かいます。




ココロ、勉強でも頑張っております。ものすごく濃密な青春を送っていると思います。
私の中学時代は暇で暇でやることもなく、ただボオ~っと呼吸をしていただけです。思い出なんて、卒業アルバムと同様にどこかに忘れ去られて残っておりません。



でも、恋に焦がれて初めて告白した公衆電話。50年経った今でもポツンとたっています。
ココロの初恋、まだまだ、そんな匂いはしていません。どんな人生を歩んでいくのだろうか。
ココロも私も、今が青春。今朝ぐっすり寝ているココロを起こし、普通の学校生活に戻そう。


2023年05月02日(火)

忙しい

4月もアーっという間に終わりました。ブログの更新が遅れて、ゴメンナサイ。。。
一日がとっても長いような、短いような毎日がドンドン過ぎています。
おそらく、今が人生において一番充実している時なのでしょう。

今までオンラインの勉強会ばっかりだったのが、ライブで開かれるようになっています。
やはり、その場に行ったほうが集中して勉強ができます。身に付きます。移動する飛行機、新幹線の中でも集中的に本を読んだり、文章を書いたり、勉強することも楽しみです。



また、それ以上の楽しみは全国の仲間たちと久しぶりに会うことです。懇親会も開かれるようになり、互いの近況を報告し、自分の夢を語ります。マスクを外して話すうちに次第に大きな声になり意気投合、コロナ禍の終焉でしょうか。そして究極の楽しみはその後の夜の徘徊。

4月の週末、高知と名古屋に行きました。高知から愛知へ、高い知から愛する知へ、です。
高知は、私がこの地球に産み落とされたところ、10年ぶりぐらいの故郷帰還です。
名古屋は、3年ぶりの新幹線に乗って行きました。名古屋もビックシティですね。



午後4時から名古屋で会議があるので、房総半島先っちょの千倉・松永醫院外来を12時ぴったりに終わらせ出発しました。途中の東京駅のラーメンストリートで、到着した名古屋駅のラーメン横丁で食べようかと思うものの長蛇の列、結局食べられませんでした。



4月は新年度のスタート、笑顔グループの2023年度の施政方針演説をオンラインでしました。少し、久しぶりの私の思いを伝える場となりました。ZOOMを用いました。
スタッフの人数も200人近くに増えているのでしょうか。みんなに伝わりますように。



私の幼馴染のカツエさんから、地域で活躍しているマダムたちに話をするよう依頼が来ました。市議会議員にもなっているカツエさん、女性ならではのバランスの取れた市民感覚で活動し、カレンデュラで地域おこしをしています。「人生100年時代に100年未来を創る」という題のお話をしました。



また、人生における夢の実現に向けて頑張っているところです。
夢、あきらめないこと。夢を求めて頑張り続ければ、いつかは叶う。
よく聞くフレーズですが、まさか自分にも起こるとは。これ、楽しみにしてくださいね。



プライベートでもいろいろあります。長女は再び修行に入りました。
末娘はバレエレッスンとコンピティッションの送迎で忙しくしています。東京へ、千葉へ、この週末は鎌倉へ行く予定です。ただ、ひたすら待つのですが、頑張る娘の姿を見て喜んでいます。

毎日が忙しいです。充実しています。ブログの更新も遅れてごめんなさい。。。
でもね、ジョギングしているんですよね。走る距離も7.5Km程と次第に長くなっています。
アルカホールもプチ・カッポレをしています。人生を楽しんでいるんですよね。


【各月のブログはこちら】
ページのトップへ戻る