寝たきり老人のいない国があります。どこでしょう?
施設のない国があります。どこでしょう?
しかも、世界一幸せを感じている国です。どこでしょう?
それは、デンマーク。
そのデンマークへ、カズコさんとアケミさんが1週間の医療福祉視察ツアーに行きます。
昨年、私が行った同じツアーです。大いに多くのものを学んできてもらいませう。
寝たきり老人がいない国、若くして死んでしまうアフリカの国かと思いました。
死んでいく過程で、必ず寝たきりになるものだと考えていました。
違っていました。寝たきりではなく、寝かせ切りにしている日本に気づきました。
デンマーク、昼間に夜の部屋に行きません。夜の部屋と昼の部屋を完全に分離しています。
つまり、「日中離床」が徹底されているのです。だから、寝たきりが生まれないのです。
そして、歩くことを大切にしています。歩くことが、最大の良薬なのです。
デンマーク、人生の流れを大切にし、人生の継続性を尊重する国です。
日本、人生の最後に老いぼれ人生が待っています。ご自身は自宅へ帰りたいと言っているのに家族にだまされて施設に入れさせられ、自分の孫ような世代から赤ちゃん扱いを受けます。
デンマーク、だから1980年代に施設を作らないと決め、自宅か自宅近くのケア付き住宅で余生を過ごすのか自分自身で決めていただいております。そして、認知症があって一人暮らしであっても、エレベータのついていないビルの3階の自宅で最後まで生き切ることができます。
デンマークってすごいですね。
人口がたったの570万人、人口610万の千葉県より小さいのに、千葉県負けています。
幸福大国、福祉大国、教育大国、税金大国であり、Trust&Respect&Smileの国です。
デンマーク、しかも世界一幸せを感じている国でもあります。
人生の目的は、幸せになること。お金持ちになることでも、便利になることでもないです。
お金がなくても幸せを感じている人はたくさんいます。幸せとは、身の回りに落ちていて、気づいて拾い上げて、それを感謝して堪能することです。
カズコさん、アケミさん、そんな世界一のデンマークへ行き、たくさんのことを学んできてください。そして、日本に戻ってきて共に一緒になりながら豊かな地域を作りましょう。
「デンマーク超え」、デンマークの上をいく、地球一の安房地域を作りましょうね。
この週末、地域共生ケアの勉強で大阪へ行ってきました。
大阪、次回10月からののNHK朝ドラの舞台となるところのようです。
エスカレーター、大阪は東京と違って右側に人が立ち止まっていました。
「在宅ケアをささえる診療所市民全国ネットワーク」という診療所中心のNPOと
「地域医療研究会」という地域医療を志す病院中心の研究会の共同学会が開かれたのです。
しかも、その学会長がヘルパーさんであり、大阪のお節介なオバハンなのは嬉しかったです。
地域共生ケアと地域包括ケア、ともに似ている言葉です。
地域共生ケアは最近耳にする言葉で、「我がこと、丸ごと」という言葉もKeywordです。
地域包括ケアは「望むところで生き切るケア」と言ってますが、高齢者中心と思われています。
それに対して、地域共生ケアとは、障害児、障害者、LGBTや在日外国人のように差別を受けている人たち、子ども達も含め一般の市民がともにゴチャマゼになり、幸せを感じられる地域を創るためのケアです。アドバーシティー&インクルージョンの世界です。
地域包括ケアは広義の意味では高齢者だけでなく全ての人に対するケアの意味で、地域共生ケアと同じ意味だと考えます。しかも、町つくり、文化つくりにも広がり、そのためには人つくり、組織つくりが大切だということも学びました。
大ホールでの質問を含め、全部で5回ほど質問をしました。
若月俊一先生、早川一光先生、増子忠通先生など、久しぶりにビッグネームを聞き
憧れの佐久総合病院、諏訪中央病院、私が通っている柳原病院の名前も聞きました。
「がんばらない」の鎌田實先生にも会いました、「プロフェッショナル」の長純一先生にも会いました。その他、黒岩先生、中嶋先生、長縄先生、和田先生、春田先生、北澤先生、・・・
たくさんの医師と会い、それぞれに地域医療を頑張っていることを確認し、刺激されました。
夜、大阪の夜を徘徊しました。懇親会ではなく独りぼっちの夜を選びました。
焼き肉屋に行き、一杯飲み屋に行き、最後に禁断の糖質ラーメンを食しました。
食の街・大阪、まだまだ未開発地域です。また是非行き、開拓しようと思います。
先週は亀田メディカルセンターから研修医の田畑先生が地域医療のお勉強に来ました。
おジイちゃん、おバアちゃん、私の娘ですと紹介すると、どうも信じちゃっているようです。
おジイちゃん、おバアちゃん、死なずに10年後、田畑先生が来るのを待っているからね。
目が潰れ、歯がもげ、歳を取り、老いて行く「傾老の日々」を感じています。
気持ちは20代、体はそれなりに。っを通り越し、Aging現象に対応し切れていません。
「この道は、いつか行く道」という道を確実に行っています。
硝子体出血、目の奥に血液が溜まり、血液が邪魔して光を通さず、網膜まで光が届かない。
砂浜に漂流して打ち上げられた錆びきったビンの底から見ているよう。
濁った海水の底から見ているような、藻がユラユラ揺れて視野を邪魔して見えない・・・。
グ~パ~も良くわからない、前に人が居ても気付かない状態。
明るい、暗いはわかります。目の前の手が横に動いているのはわかります。
8月8日に血管が切れて発症。現在、日常生活上の改善は感じられません。
濁った海水の濁りは、少し薄くなったか。。。
眼球を動かして少し見える視野スポットが少し増えたか。。。
でも、日常生活上の改善は無し。
距離感覚がわかりにくく、グラスにワインを注いでいるつもりでテーブルの上にドボドボこぼしてしまったり、有料道路の料金を払おうと50cm離れた箱に投げ入れたつもりが外れて大渋滞になったり、左に曲がろうとして私の愛車・赤プリウスの右後ろをこすったりと普通では起こりえないことを体験しています。
私の愛車・赤プリウス、右後ろの擦過傷で簡単な処置で終るかと思ったら意外に重症。
入院して皮膚移植をしたもようです。明日、退院する予定となっています。
約3週間の入院、リフレッシュ入院と考えています。
愛車・赤プリウスが入院している間、ご主人様の青プリウスでお江戸との往復をしています。
青プリウスには、懐かしいユーミンの曲が流れています。私が高校生の時に聴いた「卒業写真」、あの時のあの人は何をしているのだろうか・・・。切なくなりました。
Hazukiハズキルーペをつけても、よく見えない。
目が良く見えないと、暗いのが苦手となり、人混みが苦手となり、速いものが怖く感じるようになります。本など読む気にもなりません。
途中障害となった患者さんの気持ちを感じることができます。
現在、亀田メディカルセンター眼科を受診していますが、セカンドオピニオンを求めて東京医科歯科大学の同級生で眼科医局に進んだ友人に相談しています。学生時代に一緒に呑んだ秀次くんが准教授になっていることに驚き、嬉しくなり、互いに頑張ろうと誓いました。
歯も歯周病で、美味しい新米を噛んでも痛くなってしまいました。なので抜歯しました。
私の歯、親知らず的歯が2本、左右上下で全部で4セット、合計8本が埋もれているそうです。そのため、表に出ている歯が少なく、抜歯したため尚更少なくなりました。
かつて、往診で見ていたおジイちゃん、残ったたった1本の歯でメザシを美味しそうに食べていたことを思い出しました。あのジイちゃん、イキイキ生きていたなぁ。
食べることは生きること、です。
だから、私、インプラントします。
千倉から東京へ車で移動して1時間半、西銀座駐車場に到着してもサクッと車から降りることができません。ユックリとハンドルとドアを持ちながら立ち上がります。
朝まで爆睡だった私が、途中覚醒し睡眠の質が低下しています。
寝ている間にトイレに行くことはないですが、膀胱が壊れてしまったのではないかと思うぐらいに暴力的尿意を感じることがあります。でも、まだ、チビっちゃうことはないです。
だから、遠出する前にはトイレへ行くようになりました。
排尿困難感や残尿感はないのですが、尿の太さが小さくなってきているような気がします。
昔は、ジャ~っと大きい音をたてながらオシッコが便器の中に吸い込まれ、泡だらけにしていたような気がします。オシッコ、昔がトマホークなら、今はテポドンでしょうか。
嗚呼~、男の宿命、前立腺肥大症。
男ならいつか行く道。
嗚呼~、下りの人生。
人生100年の時代、プラチナ時代が到来しました。
Aging、歳を取りながら不自由を感じつつ痛みとともに、いかに生命・いのちが輝き
豊かに生き切ることのできる人生をいかに創るか、問われる時代にもなりました。
9月17日は「敬老の日」でした。人生の大先輩である老人を敬う日です。
それが、最近は「軽老の日」、老人がいると医療費が膨らみ日本が沈んで行くという、軽んじるどころか老人お荷物論が横行している日本となっている感があります。
生まれればいつかは歳老いて老人になります。いたって当たり前です。
医療費は若者の10倍以上かかります。できることが次第にできなくなります。
膝や腰、アチコチが痛くなります。辛いことが増えてくるのです。
私は「人生90年、もしかすると100年時代」と言っています。
世間では「人生100年の時代」が到来と言っています。
今生まれた子ども達が100歳に至る確率が2分の1と言われています。
現在、百歳を超える高齢者が約7万人。
50年前、百歳を超える高齢者は数百人の日本でした。
スゴイ時代となりました。
長寿の光と影を知っている私たちは、長生きはもうどうでも良いと考えています。
生命(いのち)の長さではなく、生命(いのち)の太さが大切となってきています。
とはいうものの生命(いのち)の長さは既に長く、いかに生命(いのち)太くするかが問われます。
人生100年時代をシルバー100年時代でなくプラチナ100年時代とも呼ばれています。
老いとうまく付き合いながら、穏やかに健やかに、社会とつながりながら役割を果たし、いのち輝きながら自己実現できる時代を目指したいです。
あと、100歳となればまずボケます。すくなくとも半ボケになることは必須です。
人は必ずボケるのなら、できるだけ遅らせて、ゆっくりと、穏やかにボケて行きたいものです。
そのためには歩くことが大切です。お話をして、大きな声で笑うことが大切です。
私の好きなポルトガルのお話し「手紙」、また、紹介しますね。
高齢者を大切にする社会は、優しくて豊かな社会に通じると思っております。
生命(いのち)の上流にある高齢者を大切にすることは、生命(いのち)の下流にある私たちのミッションです。人間にしかできないことです。
老人を大切にする社会、弱い人を助ける社会は、自然と困っている人に温かい手を差し伸べる社会でもあります。「人に迷惑をかけるような人間になるな!」という社会を、「人に迷惑をかけあえる社会」にしたいものです。
みなさん、もお秋刀魚を食しましたか? 今年は豊漁だそうですね。
私は昨晩、スダチとともに食しました。美味かった! 最高! 最幸!
秋の刀の形の魚 と書いてサンマ。これほど季節の風物詩となる魚はないでしょう。
シッポを持って直立不動となる秋刀魚が、最高級品だそうです。
刺身も美味ですが、やはり焼いて食べるのが一番!火を通して食べた方が、食材の旨味が出てきます。
我が家では、チョッと残念ですがフライパンを用いて焼いています。
添えるものは、大根おろしとレモン等の柑橘系。
九州の血が流れる私は、徳島名産のスダチよりも大分名産のカボスを好むのですが・・・。
大根おろしは娘達がいるため、辛みの少ない葉っぱの付いている頭の方を用います。
秋刀魚の内臓まで食べていますか? 新鮮だと内臓が溶けていなく、旨い!
秋刀魚の肋骨まで食べていますか? 新鮮だと骨張ってなくて美味!
秋刀魚の頭の方から食べます? それとも、尻尾から食べます?
背中側から食べます? それとも、腹側から食べます?
秋刀魚って、目に良いのかなぁ?
ってな感じで、今回は秋刀魚のお話でした。
お許し下さい。。。
デイサービスセンター「あそぼ」に地域の人達をお呼びして、私の思いを聞いて頂きました。
そして、美味しい料理を食べて、美味しいお酒を飲んで、楽しい一時を過ごして頂きました。
地域の中に出て行き、地域の中に溶け込むこと、そのことが地域医療には必要です。
今回のカッポレ、一番の目的は、閉校した忽戸小学校跡地の再利用に関して、旧忽戸小学校地区である平舘、忽戸、川口のキーパーソンである区長さん、民生委員さん、青年団長さん達を集めて、自分たちの未来を創る決起集会にすることでした。その目的は、成功しました。
これから旧忽戸小学校の再生プロジェクトがスタートします。そして、2番目の狙い
世界一長寿の国日本、その25年未来を行くこの千倉町・平舘で家族、友人に囲まれながら、その人らしく生き切ることのできる地域を皆さんと創ろう!と高らかに吠えました。
望むところで生き切ることのできるケアを地域包括ケアと言います。
ほとんどの高齢者は生きてきた自宅で最期まで生き切ることを望んでいます。
つまり、在宅看取りを希望しているのです。しかし、在宅看取り率は10%を切っています。
地域包括ケアと全国アチコチで叫ばれていますが、それを達成できている地域はどこにも存在していないのです。
ならば、この千倉町を望むところで生き切ることのできる地域にして日本一いのちの輝く地域にしましょう!と吠えたのです。
望むところで生き切ることのできる千倉となれば、日本一となり、地球一となります。
そうなれば、日本国中から千倉に医療福祉見学に来るでしょう。
いや、いや、世界中からこの千倉へ見学に来ることになるでしょう。
地球一の医療福祉見学の条件としては、千倉名産の海産物を購入して帰ること。
一日約10人、年間3000人の見学、一人5000円のお土産を買うとすると、年間に1500万円のお金が千倉に落ちることになります。。。っと妄想が膨らみます。
私は忙しいので、見学に来た人たちに説明できるのは仕事が終った後の午後7時ころからしかできません。ですので見学会が終るのは午後8時を回り、お江戸に戻ることは困難となります。よって、地元の銀鱗荘ことぶき、民宿政右ヱ門に泊るしかなくなります。
デイサービスセンターあそぼ、私がこだわって作った居心地の良い居場所。
その歴史は真美子との歴史と同じ。
週に1回集まって、檜のお風呂に入って、美味しい料理を食べて、満面の笑顔で笑う。
生きるということは、食べること、笑うこと、愛されること。
美味しいものを食べて怒る人はいません。
笑えば笑うほど、魂は輝いて幸せになって行きます。
だから、食べることにこだわっています。
デイサービスセンターあそぼの開設から安田シェフが美味しい昼食を作ってくれています。
30年以上レストランで料理を作ってくれたシェフをヘッドハンティングしたのです。
魚中心のご飯を食べている千倉町の人たちに、赤や黄色や緑や白の料理を準備し、料理の名前が横文字ですが、「何が何だか良くわからないが、とにかく、旨い!」と言って完食してくれています。美味しいものを食べると自然に笑顔が生まれてきます。
そしたら、フレンチシェフ嶋田くんがやって来ました。
フランスまで行って修行してきた本格シェフです。ホテルで人気シェフでもあったのです。
そんな、嶋田くんが何故かやって来ました。一緒に夢を追いかけて行きたいです。
そして、遠藤くんまでが来てくれました。鴨川の大病院の厨房で責任者として美味しい料理を出していたシェフです。
しかも、遠藤くんの実家は千倉町でも有名な「うすや」という名のおそば屋さんです。遠藤くんのDNAには、料理人の魂が入っているのです。
そんなシェフ3人が集まり、地域の人に料理を振る舞ってくれました。
そして、センター長の三津田くん、美人の川上さんと福田さん、厨房の年金シスターズの鈴木さんと石井さん、ここぞという時にヘルプしてくれる鈴木さん、我が父ちゃん本吉さん
みんな 手伝ってくれて有難う! 良き会となったと思います。