~ 理事長のブログ ~

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2016年8月31日(水)

晩夏8月31日

本日、8月31日。本日で暑い8月が終わります。
かつて、今頃の晩夏が一番嫌いでした。日が日に日に短くなり、哀愁が漂い、夏休みの宿題に苦しくなる季節だからです。
今は、今頃の晩夏の季節が大好きになってきています。哀愁が漂い、実りと下りの季節が人生とだぶり、夏休みの宿題がないからです。



夏休みの宿題
かつて、小学校、中学校と夏休みが始まる前には宿題を7月中に終わらせる計画を作り、終ったつもりになりボ~っと時を過ごしていました。
8月31日、宿題が何も終っていない・・・。どうしようもない・・・、と開き直る。
9月1日の放課後から学校に残り、宿題をやったような・・・気がする。

今は、夏休みの宿題を夏休みが始まる前までに終らせる人生を歩みたいと考えています。
夏休みの天気、夏休みが始まる前に天気は私が決める。おそらく、晴れ、晴れ、雨、曇りの順で書き並べるだろう。
日記、妄想状態であることないことを書き連ねるだろう。



私のパソコン、先週の土曜日に突然死。何の前触れもなく、「ありがとう!」の言葉も残さず、心肺停止状態となりました。
蘇生しようも、電源スイッチを入れても、ピクッと動くこともない直方体になっています。
人間ではなく、パソコンですから買い換えました。

新しいパソコンをスタートさせるのも大変でした。
IDナンバー、パスワード、きちんと管理していません。アカウント、何ですか。
データが無くなっていますので、これから移し替え作業が始まりますし、新しい環境設定を行っていきます。

本日、メールが復旧しました。
メールを開きましたら、1500通ほどのメールが届きました。

便利で不便な時代です。
豊かさを求めて、不便を求めていかなければならない時代かもしれません。

人生の目標、しあわせになることです。
そのために+1%、チョビットだけ周りの人に何かをしてあげる。
その連続の毎日、その蓄積から10%となり、50%となり、100%となり、101%と広がっていくでしょう。

そんなことを、地域医療の研修で千倉に来られた城西国際大学の学生さんに伝えました。
いのちを支えること、10未来のいのちを守ること、無色透明のゴチャマゼの大切さも伝えました。
10年後、また、千倉に遊びにおいでね!


2016年8月22日(月)

台風一家

外は嵐、大雨と大風。松永醫院は水浸し状態となっていました。
天気予報図には幾つものの台風がのっており、まさに台風一家状態。
台風9号は雷オヤジとなるでしょうか。

さすがに松永醫院の外来は、予定検査の患者さんと頑張って泳いできた患者ぐらいで外来は空き空き状態です。 そのおかげでブログを書いております。
スタッフもゴーグルをつけてリオから戻ってきた状態で、仕事に来ています。

先週は亀田メディカルセンターからの研修医金久保祐介先生が3日間の地域医療研修で来られ、人生丸ごと応援医療とゴチャマゼケアを伝えたつもりです。
天才金久保先生、目の前の患者さんの10年未来の命を守って下さい。
東大卒金久保先生、日本を代表する寄り添医となり、10年後松永醫院にまた遊びに来てね。



昨日、日曜日は、千葉で地域包括診療に係る講習会があり、一日中勉強をしました。
昼休みの50分以外は休憩なしの牢獄講習会でした。
学生時代を思い出し、たまには良いのかな・・・と思いました。

今週は、城西国際大学の学生さん4人が他職種連携教育IPE実習(Inter-Professional Education)に来ます。 薬学部、看護学部、福祉総合学部(社会福祉士、相談員の養成学部)の学生さんで、様々な職種が協働し、患者さんの命を支える仕組みを伝えます。
国は地域包括ケアと呼び、私はゴチャマゼケアと呼んでいます。

城西国際大学のOG、薬剤師となり輝き、社会人として活躍しようとしていた矢先に、悪性の血液疾患を患い、残念なことに短い人生を終わらせることになりました。
彼女・鈴木さんの思いを大事にしようと、誓いの8月が今年も来ました。

今週は、千倉町の総合検診が朝7時から始まり、認知症関係で千葉にも出張する予定です。
暑くて、熱くて、忙しい1週間となります。
でも、週末はアワ会があり、高校時代の悪友が集まりカッポレがある予定です。

過去の蓄積の上に今があり、そして、今の蓄積の上に未来が生まれてきます。
未来が平和でありますように。未来が幸せを感じられる社会となりますように。
そのために、今を一生懸命に生きよう。



2016年8月18日(木)

なんとなく

台風7号が房総半島をかすめて北上して行きました。
本日は台風一過、東京はドンドン暑くなり35℃と酷暑となりました。

台風イッカ、台風にはお父さんとかお母さんとかがいるのかな・・・。
列車がフツウ。列車が普通で何が問題なんだろうか・・・。
と思っていた私です。

昨日の大雨、大風。
アクアライン、どうにか通れました。
新宿駅、メルセデスがバックで突っ込んで来ました。



お盆休みも終わり、残暑お見舞い申し上げます。
夏の後半戦が始まります。秋の始まりかもしれません。
トンボも飛び始め。夜の風が優しいです。

もう一度、自分の足元を確認しよう。
本当は、お盆休み中に振り返ろうと思っていましたが、お客がたくさん来て楽しいばかりのお盆となりました。

人生というマラソン、一体どの辺りを走っているのだろうか。
おそらく、私は30km過ぎの緩やかな上り坂を一人で走っているような気がします。
風はやや追い風。疲れはほどほど。残り10km頑張れば自己記録になるかな。

女子レスリング、登坂絵莉選手と伊調馨選手が逆転で金メダルを取りました。
感動的です。
私も、人生の金メダルを取りに行こう。


2016年8月15日(月)

僕を支えた母の言葉

8月15日、暑くて、熱くて、重たい日です。
5000万人ほどの犠牲を出した第二次世界大戦が終わって71年が経ちました。
現在、人類史上最も平和な時代だそうです。でも各地でテロが起き、犠牲者が生じています。

戦争の悲惨さを振り返り、平和の有難さを噛みしめなければなりません。
憎しみから生じる仕返しからは平和は生まれません。報復の連鎖が生まれるだけです。
報復の連鎖からは、一般市民が巻き込まれて尊い命の犠牲が増えていくだけです。

父・松永春二は原爆のことを何も語りませんでした。その理由が最近わかってきました。
原爆の悲惨さがあまりにもむご過ぎて、語ることができないからです。

昨年、唯一の地上戦となった沖縄戦に関して勉強しました。
国民を守らなくてはならない兵隊さんが、防空壕に逃げ隠れた市民を追い出し、隠れて命永らえていた事実があるそうです。
当事者である兵隊さんは、自らそんな事実を語ることができないのです。

戦争は、普通では有りえない悲劇を起こさせます。
昨日まで良き隣人同士が戦いはじめ、殺し合い、報復の連鎖が増悪していきます。
やられたらやり返すという報復合戦は不毛であり、犠牲者が生まれるばかりです。

日本国憲法、法律を律する上位法律・憲法。
戦争という同じ過ちを起こさせないよう、憲法9条があります。
その憲法9条を変えようとする動きがあります。

やられたらやり返すという感情で、もしかしたら攻めてくるかもしれないという不安に流されて、武器を使うことができる環境が生まれてきています。
武器が使えるようになれば、必然的に戦争を起こそうとするものです。

二度と同じ過ちを起こしてはならない。絶対に。
私たちの子孫に平和を贈らなければなりません。それが私たちのMissionです。



連日のオリンピック競技と高校野球、感動をもらっております。プロ野球が霞んでいます。
千倉の夏も忙しいです。週末にはお客さんが来て、海水浴です。
今年からできた「山の日」8月11日。
山の日に海へ山の家族が来て、素敵なプレゼントをいただきました。

東京理科大学薬学部時代の友人で、同じ実験班で勉強し、よく飲みに行き、下宿に泊まりに行った仲でした。 今は、長野県飯山市の故郷に帰り、美しい妻と三人の可愛らしい娘に囲まれながら、漢方薬に関しての相談を受けているようです。

彼は、森浩晴くんです。私と同じ田舎者です。
心の大切さを強く意識しており、昨年度は飯山小学校のPTA会長だったそうです。
その彼からいくつかの良い話、心のプレゼントをしていただきました。

「僕を支えた母の言葉」


涙が溢れてきます。

8月、夢と心優の誕生月です。
また、誓おう。お・こ・ら・な・い・・・。


2016年8月9日(火)

暑くて、熱い8月

本日、8月9日(火)は長崎原爆の日です。71年前の夏に原爆投下された日です。
父・松永春二は爆心地近くにある大学病院にいた時に被爆しました。
母・松永イサヱは被爆した市民の救援のために長崎に入り、黒い雨を浴びて被爆しました。

今から19年前の1997年、まずは母が亡くなり、後を追うように父が亡くなりました。
二人とも、原爆被爆者として生き、悪性疾患で亡くなりました。
そして、昨日、8月8日は母の誕生日です。生きていれば92歳になっています。

71年前の夏、多くの市民の命が犠牲になりました。
私たちは、平和であること、普通であることの有り難さを学びました。
平和を未来へ結び付けなければなりません。8月、暑くて、重たい夏です。

本日の予想最高気温、館山が35度、甲府などの内陸部が38度と予想されております。
暑い、暑い夏です。
日本国中、世界中が熱くなっています。

甲子園では高校野球が始まっております。
日本一を目指し、自己犠牲を払い、常に努力をし続け、みんなで練習をした結果を、大粒の汗を流しながら発揮しています。 感動を与えています。

地球の裏側を見るとリオオリンピックが開かれております。
12時間の時間差がありますので、真夜中に競技が行われ、睡眠不足に陥りそうです。

そして、今、体操団体日本がロシアを逆転して優勝しました。
日本の底力を見させていただきました。
内村航平は天才です。彼は、常に努力を繰り返し、他の人が休んでいても努力を繰り返し続けました。 ただ、彼は、努力し続けてきたことを努力してきたとは思っていないだろう。

台風が過ぎ去りました。千倉、暑い、熱い、海のシーズン最中です。
この前の週末、千倉ではサンバFESTAが開かれました。ラテンの血が踊ります。
そして、これからお盆となり、千倉では盆FESTAが開かれます。
三日間連続の日本一小さな花火大会が開かれます。毎日15分間の程よく疎な花火大会です。

その前には、今年から休日となった8月11日「山の日」です。
その「山の日」に、長野の山の中から友人家族が海に来ます。

8月、暑くて、熱くて、重たくて、楽しい月です。
私たちは、この8月を魂を込めて堪能します。

その前に、水分を取り、体を冷やして、熱中症にご注意くださいね。




2016年8月5日(金)

松永醫院のすごいところ・助かるガンを見つけるところ

松永醫院のすごいところ、助かるガンを見つけるところです。
ガンになってしまう人、二分の一です。夫婦いればどちらかがガンになってしまいます。
ガンで死んでしまう人、三分の一です。死亡原因の第一位がガンです。

千倉町が100人の町だったら
ガンになってしまう人 50人。ガンで死んでしまう人 33人。
ガンになったけど、ガンで死なない人は 50人-33人=17人です。

「1/2-1/3=1/6」、つまり、六人に一人はガンにかかったけどガンで死なない人です。
私の仕事は、この「1/6」を広げることです。
千倉に戻って20年経てば、ガンにかかってしまったけど今じゃ元気に働いて、普通に生活している患者さんが結構います。 医者冥利に尽きます。

ガンには大きく二種類のガンがあります。
一つは、死んだらもったいないガンです。代表は、胃ガンです。大腸ガンもそうでしょう。
もう一つが、治しにくいガンです。ついていない、死ぬしかないガンかもしれません。

元横綱の千代の富士が61歳という若さで、すい臓ガンで亡くなりました。
ウルフというニックネームで31回優勝した強い横綱で、後に横綱となった若花田、貴花田と競い合い、相撲史上最も人気のあった時代の先導者でした。ご冥福をお祈りします。

現在、男性の平均寿命は81歳。事故や若くしてガンで亡くなる人を含めて平均81歳まで生きる時代ですので、普通に加齢に伴い老いて死んでいくのは90歳近くになります。
そういう意味では、61歳の千代の富士の死は早すぎます。

がん研究センターから5年生存率のデータが出ました。
ガン全体の平均5年生存率は60%を超えました。これはすごいことです。
昔は症状が出てから検査、治療になりましたので、すでに手遅れとなっていることが多かったので
「ガン ≒ 死」というイメージが強かったです。

昔は、お腹を開けないと病状がわからないという時代でしたが
今は、診断技術の進歩で手術する前に病状・病期が決まることが多いです。
医学の進歩です。しかも、患者さんの体により侵襲が少ない縮小手術を行うことにより、体と頭のダメージが少なくてすみ、入院期間が短くなりました。有り難いことです。

死ぬ病気「ガン」が助かる病気になってきていますが、まだ5年生存率は60%超えほど。
100%ではないです。ガンは基本的には外科的に切除になりますが、手術が終わればおしまいかといえばそうではないです。 再発の恐怖との戦いとなります。
また、ガン再発の恐怖と戦っている患者さんを、ガンサバイバー、ガン生存者と言います。

働き者を、社会の中で活躍している人を、若い人を、死んだらいけない人を襲う病気「ガン」から生還するためには、早くガンを見つけることが大切です。
そのためには、毎年ガン検診を受けることを強く勧めます。

「何でもないのに、なんで検査をするんだ!」と怒る患者さんがいます。
「暑いですねぇ~!こんな時には、松永醫院特製の冷や麦はどうですか。
 七味唐辛子はたんまりかかっていて、ワサビも大盛りでのっていて、鼻から食べると
 最高に幸せになりますよ!」と答えています。






2016年8月1日(月)

隅田川花火大会

花火大会が毎週のように、週末となれば彼方此方でどこかで開かれています。
昔は、田舎では夏のシーズンに一回だけの花火大会が開かれ、それを楽しみに家族で、友達と観覧しに行きました。
夜店が並び、浴衣を着ている女性、満員御礼の電車、交通渋滞、懐かしい風景です。

昨日は、7月30日(土)隅田川の花火大会が行われました。テロを警戒して例年以上に規制が厳しく、すぐ目の前の交差点に直接行くことができなく、グル~っと遠回りをしてダラダラたどり着くという状態でした。
普通であれば1分で到着することができるのが、10分ほどかかってしまうという感じです。

隅田川花火、伝統ある花火大会ですが、そばには高速道路が走り、高いビルに囲まれていますので、花火の花を丸ごと見ることができません。
ビルの谷間に出てくる、花火の3時15分辺りの4分の1程の花しか見れなかったりします。

そうなると、花火を堪能するというよりは、花火大会のために集まり友人と酒を飲むことが目的になってきます。 だんだんと「背中で花火を見る」世界に突入です。
歓声が上がって、拍手がわき上がって、後ろを振り返る時には、花火はしぼんでいます。

隅田川花火大会、最近の流行は花火を上から見下ろして観ることです。
東京スカイツリーから観覧することです。
そのためにはインターネットからの抽選で当選することが必要になります。
去年、一家四人家族分を申し込んでみたのですが、見事に抽選に落選しました。
たしか一人8,000円でしたので3万2,000円の節約になり、ホッとしたことを覚えています。



私には、年一回の隅田川花火大会、その時にしか会うことがない友人がいます。
東京医科歯科大学時代の同級生で、卓球部でダブルスを組んでいた友人です。
あだ名は「バードマン」、スカイダイビングすることが趣味だったからです。

「バードマン」は、茨城で神経内科医として活躍しており、高級車ソアラのスポーツカーに乗っています。
「お金には不自由してはいないが、人生には不自由している」と言っております。

そんな「バードマン」と今年も一緒に隅田川花火大会を観ました。
去年は私の家族4人とで、今年は二人だけで、場所は「松よし」という居酒屋です。
普通のお店ですが、道路に置かれた簡易テーブルで焼き鳥と枝豆と谷中ショウガと肉豆腐などを食べ、互いにこの一年間の経過報告をしながら今年も背中で花火を観たのでした。



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