~ 理事長のブログ ~

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2021年03月06日(土)

NEW!! がんばります

ワクチン担当大臣となった河野太郎さんが、テレビでワクチンスケジュールを発表しています。 医療従事者のワクチン接種がまだまだ終わらないのに高齢者のワクチン接種するスケジュールを発表。 ならば、「一般の人のワクチン接種はいつからですか?」という質問に

河野大臣、ニヤニヤしながら一言、「が・ん・ば・り・ま・す!」と。

新型コロナワクチン・コミナティの接種が始まりました。マイナス80度での保存が必要、振動に弱いなどワクチン配送に問題があると言われていますが、ロジスティクスの進んだ日本ではワクチン配送に大きな支障がないと考えています。問題は、ワクチン量の確保です。

日本に来るコミナティはベルギー製だそうです。EUの輸出許可が必要なのですが、EU内でも不足しているワクチンを日本に大量輸出する許可は難しいでしょう。それを可能にするためには、東京オリンピックを開くので6月までにワクチン接種を終わらせたい!と言うことです。

現在、日本での接種対象は医療従事者になっていますが、基本型ワクチン接種医療機関である亀田でさえ3月中に接種完了することは不可能で、私を含めた一般医療機関のスタッフが接種できるのは4月からになるでしょう。ワクチン不足でかなり厳しい状況です。

致死率の高い虚弱高齢者が集まり、ケアという濃厚接触の場となっているのが介護施設です。その介護施設に入居している高齢者がワクチン接種できるのが4月からチョロチョロ。
なので、一般の元気な人がいつ接種できるのは予測できません。ワクチン供給次第なのです。

河野太郎さんの「がんばります!」という言葉、救われます。
見通しのきかない状況なので「わかりません。」とNOと答えるのも冷たく感じます。
頑張って早くワクチン接種できるように努力しますという言葉に救われます。



私たち医療者は、患者さん、ご家族から絶対に助けてくださいと言われます。
私たちは命を助けるために頑張るのですが、救命することがかなり困難な場合でも「がんばります。」と答えます。NOと言わないこと、断らないことが大切だと思います。

もし、残念な結果になったとしても、責める人はそお多くないです。それでも責めてくる場合には、「頑張ったのですが・・・。ごめんなさい。」と素直に謝れば許してくれます。
「頑張ります!」と言って怒る人はいないでしょう。「がんばります!」、良い言葉です。


2021年02月28日(日)

NEW!! 2021年2月から3月へ

2月が終わり、3月が始まります。如月から弥生へ。From February to March.
今年もあと306日とわずかになってしまいました。早いものです。
この2か月の命の行方を、少し振り返ってみたいと思います。

ジローさん、奥さんと娘夫婦、孫の6人暮らし。高度のパーキンソン症候群で体がカチコチ、自分の唾液でむせてしまいます。しかし、私の「日中離床」という言葉を忠実に守っていただき、普通であれば寝たきり状態となって既に死んでいたことでしょう。

実用的歩行ではないですが数メートルならトイレまで家族が支えて行って排泄し、外出は車イスで、居間でテレビを観ながら転寝し、家族そろって食事を摂っていました。人間は動物、動かないと病気になって死んじゃうから物だからね。と私は言っています。

孫は学校から帰るとジイちゃんのところへ行き、話しかけ、お世話の手伝いをしていました。
おジイちゃんの存在は、孫に優しさと命の大切さを伝えるために存在しているように思えます。長老を尊び、困っている人に手を差し伸べる優しさ、文化を伝えているのでしょう。

ジローさんの娘は私のグループのスタッフ、お父さんを介護するために常勤から非常勤に降格して最後の親孝行をしていました。親のために自分の人生を変えてまで尽くすこと、私は反対していましたが、そんな人生もあることを知りました。正月早々の良い看取りでした。

グループホームに入所していたテルさん、元気なころは地元新聞である房日新聞にたくさん投稿していました。たまたま、物忘れになり、「夢ほーむ」へ入所し、私と出会いました。
自宅は、「夢ほーむ」から歩いて10分ほどのところにあります。

そのテルさんの娘さんが、素晴らしかったです。毎日、いや一日何度でも、会いに来られ、散歩したり、食事介助をしたりと私たちとも繋がっていました。そんなこともあり、「夢ほーむ」利用者代表としてグループホーム運営にも協力をしていただきました。

テルさん、胆石発作などを繰り返し、何度も死の淵をさまよいました。でも、再び復活し、食べ始め、フェニックス・テルさんだと思いました。娘さんは、病院での治療よりも、夢ほーむでできる範囲の優しい治療を望み、大切な母の命を私たちに託していたのです。

そんなテルさんも誤嚥性肺炎を起こしましたが、奇跡的に改善しました。でも、食べられません。コロナ禍の今、施設にいると家族との最後のお別れができません。でも、「夢ほーむ」に秘密のお部屋が一つあります。日頃は会議室として使っている部屋です。

独りぼっちでは逝かせたくないという私たちの思いで、急遽療養室に変え、娘さんが外から直接入れるようにし、簡易ベッドを準備して泊まれるようにしました。驚いたことは、決断した翌日には臨時療養室になり、思い出いっぱいの写真に囲まれていたことです。

「夢ほーむ」、とっても良いケアを提供しています。スタッフが頑張っているのです。
みたら最後の最期まで生を支え切る優しいケアを提供し、ご家族が望まれるなら看取っていきます。満足死を達成する場として、秘かに人気があります。訪看、スタッフに感謝。



2月28日は日曜日、午前中はZOOMで会議の予定でしたが、認知症の人の対応で呼ばれ会議に遅れました。週末の夕方は、いつものジョギング。感謝の気持ちで走るサンキュー・ジョギングではなく、久しぶりにコロナ越えジョギングで6.2Kmを走りました。

さあ、3月。春まであと少し。あと3週間ほどで桜が咲くでしょう。
3月は、私の誕生月。何となくウキウキする月です。
もう少し、頑張ろう。


2021年02月24日(水)

コロナ禍の東京オリンピック

新型コロナワクチン接種が承認され、スタートしました。今回のワクチン、強烈に効きます。
接種すれば95%が発症を予防できますし、重症化予防の効果を考えれば、ほぼ100%肺炎になって亡くなる危険はなくなると考えています。接種すれば普通の風邪になるのです。



現在のコロナ禍は、自分を通じて回りの大切な人にうつし犠牲者を作るのではないかという恐怖感から起きています。人と人との?がりを阻害する厄介な病です。でも、強烈な新型コロナワクチンのおかげで、真っ暗なコロナ禍の出口に灯りが見えて来た思いがします。

みなさん、回りの大切な人を守るために、新型コロナワクチンを接種しましょうね。

ファイザーワクチン、アメリカで承認されたのが金曜日の夕、月曜日の朝にはド~ンとアメリカ全土に配られたとのこと。日本でのファイザーワクチン、承認が2月15日(月)と予測されていましたが実際には2月14日(日)に承認が下りました。

アメリカ同様、2月15日(月)に日本全国に配られて即ワクチン接種が始まると思ったら、2月17日(水)の昼のニュースでコロナ最前線の病院長がワクチン接種する映像が流れてきました。ファイザーワクチン、第一号だそうです。チョッと遅いんではないですか。

新型コロナワクチン、先進国が独り占めにするのではなく、発展途上国も含め世界平等に配給すべきであるという意見があります。その通りだと思います。お金がないから受けられない、お金があるから優先されるべきであるという命の選別は避けなければなりません。

また、東京オリンピック、新型コロナの世界中の蔓延化のため、中止すべきだという意見もあります。オリンピックを普通に開けば、間違いなく新型コロナは加速されて広がるでしょう。だから中止して、2032年オリンピック開催再エントリーしようという意見があります。

それでは、今頑張っているアスリートたちが可愛そうです。
また、新型コロナに敗北したという気持ちになります。
やはり、東京オリンピックを開催するよう努力しまくるべきだと思います。

そのためには、東京オリンピックを無観客で開催するしかないでしょう。
オリンピックを開催すれば世界中から観客が集まり、感染対策をした競技場では感染は広がらないけれども、競技終了後に開かれるカッポレで一気に感染が広がることでしょう。

あと、強烈な新型コロナワクチンを65歳以上の高齢者と持病を持っている人たち全員に接種することです。ファイザー以外にもモデルナ社、アストラ社のワクチンも強烈ですし、日本のメーカーにも期待して6000万人分、いや8000万人分のワクチンを確保したいです。

オリンピックを開くために、世界には申し訳ないのですが少しだけ優先してワクチン供給をお願いしたいです。ファイザーワクチンはベルギー製で、ワクチン輸出にはEUの許可が必要です。アストラ社は日本でも製造される予定で、4月ごろには承認されるでしょう。

8000万人のワクチン接種を6月までに終わらせて、リスクの高い人たちの命を守り、集団免疫を獲得することを目指します。また、海外から集まるアスリートたちには原則ワクチン接種を義務付ければ、オリンピック開催が可能だと思います。あと、無観客開催です。

東京オリンピックは、工夫すれば開催できます。そして、コロナに勝ちましょう。
東京オリンピックは、残念ながら収益的には大赤字に終わるでしょう。
でも、未来に期待する妙案があります。

東京オリンピック2021年を無観客で開催し、2032年開催に再エントリーすることです。


2021年02月16日(火)

地球といのち

2021年2月13日土曜日の午後11時過ぎ、とっても大きな地震が起きました。驚きました。 幸いなことに亡くなった人はいないようです。しかし、家屋が倒壊、新幹線が止まり、ライフラインが遮断されているところもあります。今回の地震、10年前に起きた東日本大震災の余震だそうです。



地球規模で考えれば、10年は一瞬でしょう。地球が誕生して40億年以上の時で作られた化石燃料が、数百年、この100年ほどで使われようとしています。地球が誕生してから今までを一日に圧縮すると、数百年はまばたきする一瞬よりも短い時間になります。地球規模、遠大です。

その遠大な地球が壊れて来ています。永久凍土であるはずのツンドラで、雪が解けて湖ができ、遊泳している映像が流れます。インドの山奥で、氷河が溶けて壊れ、土石流となり、ダムの工事現場を襲っている映像が流れています。地球温暖化現象です。



本日2月16日、母の命日です。1997年に亡くなりましたので、24年も時が経ったということになります。瞬く間です。理想の女性像は母。絶対に亡くなってはならない存在は母。
そんな母が、24年前、突然亡くなってしまいました。母は72歳でした。

母は多発性骨髄腫という骨のがんを患っていました。日曜日の朝、母を見舞うために神奈川の病院へ到着すると突然心肺停止しました。それから心臓マッサージ、人工呼吸器装着、何が起きているのかを検査し、最期は大学教授に執刀していただき術中死となりました。

私の妹ガンマーは外科医。その教授が、日曜日の夕方にもかかわらず来ていただき、負け戦とわかっていたにもかかわらず執刀して頂きました。外科医にとって術中死は恥なのに執刀し、手術中に心臓が止まった時に教授が言った言葉「気がすんだか。」で我に返りました。

母は、橋本龍太郎元総理大臣と同じ死因NOMI(Non Occlusive Mesenteric Ischemia)という腸のあちこちで虚血に陥り、壊死を起こす病気で亡くなりました。大学病院の手術室で、高度医療の極めを用いて戦った結果でした。母を思い出すたびに、今でも涙が流れます。



いのちには限りがあります。いのちには運命もあるでしょう。運、不運です。「良い人生だったね。良い最期だったね。」と言える人生を送っていただきたい。でも、世間はポックリを求めて何も死の準備をしていない。お別れの、最期の言葉を言えないポックリは最悪です。



2021年1月20日の私のブログに書いた「トシエさん」
そのトシエさんの娘さんから便りが届きました。有難いです。私達の生業を慈しみたいです。




松永先生

日差しが日に日に強くなり春を感じるようになりました。

コロナ禍で御礼も言えないまま母が亡くなり早ひと月になります。
父も母も夢くらぶで最後を迎えられたのは偏に先生のおかげだと兄弟一同深く感謝申し上げます。
先生がブログにも書いておられましたが、家にいたらもっと悲惨な状況だったと思います。夢くらぶのスタッフ、病院のスタッフ、薬局の方がた、鎌田ケアマネジャー等々、周りに支えられてこれまでやって来れたと思っています。

父存命中から千倉に通ったこの5年あまり、振り返ってみれば大変なことよりも良かったことの方が断然多かった気がします。
兄弟の絆も強まり、みんながそれぞれ自分に合ったかたちで母と接し、順番に風呂に入れたり、美味しいもの食べに行ったり、家の草取りを一緒にしたりと千倉の生活を楽しむことができました。
タクシーが無くて千倉駅から家まで歩いたことも何度かありましたが、何十年ぶりの通学路懐かしかったです。兄弟それぞれふるさと千倉を改めて見つめることもできました。

末っ子の母、一番上の兄以外は皆存命で長寿家系だからまだまだ生きるねと話していた矢先でした。
ただ、苦しむこともなく寝たきりにもならず父の誕生日にすっと旅立ち今頃はきっと自由に歩きまわり父と一緒にのんびりしていると思います。

地域医療に日々奮闘されている先生に感謝いたしますとともに益々のご活躍ならびにご健勝をお祈り申し上げます。
遅くなりましたがまずは御礼まで。

2021年02月05日(金)

新型コロナワクチン

ワクチン、効いているような、効いていないような、チョビっとだけ効くワクチン。
インフルエンザワクチンを打ったのに、インフルエンザになったと患者さんに怒られることがあります。ワクチンの目的は、罹らなくなるのではなく重症化予防ですよと伝えてます。



新型コロナに対するワクチンが、2月中旬に承認され、節酒おっと接種が始まります。
コロナワクチンの効果が95%だそうです。ワクチンを打たなければ100名がかかるところ、ワクチンを打てば95名がかからなく、5名しかかからないということです。スゴイ!

ワクチンの重症化予防効果を期待すれば、肺炎で入院、亡くなるなど重症化リスクは非常に低くなり、ワクチン接種すれば新型コロナ感染症が普通の風邪にかわることだと私は考えています。当然、副反応が気になりますが、私はワクチン接種をします。

インフルエンザワクチンは、接種部位に痛み、発赤するなどの局所反応が時に起こります。
しかし、熱が出るなどの全身反応が起こることはほとんどありません。私の長い医師経験の中でアナフィラキシーショックを起こしたことは1件のみです。安全にできています。

現在、打ち始めようとするファイザーの新型コロナワクチンは、痛みなどの局所反応はかなりの確率で出ます。でも、その局所反応も2,3日で改善します。熱、倦怠感などの全身反応も20%弱出るとのこと。でも、これも2,3日で改善するそうで、重症ではないです。

アナフィラキシーショックも、アメリカで200万人弱の人が接種し、21人の人に出たそうです。その21人も適切な処置をして助かっています。死んだ人はいないのです。10万人当たり約1人の頻度で、インフルエンザワクチンの場合の6倍ほどの頻度になるとのこと。

ワクチン接種により、軽微な副反応が高頻度で起こりますが、かなりの免疫を獲得することができます。重篤な副反応は今のところは出ていません。輸送温度に-80℃の管理が必要で、ディープフリーザーが有名になっております。でも、大丈夫。お国が準備します。

ただ、本当に安全であるかどうかは時間が経たなければわかりません。パピローマワクチンのように、全身痛のために歩けなくなり寝たきりになったり、認知機能が低下してしまう女子が出てしまい、家族を巻き込んで介護の問題も出て、被害者は苦しんでいます。

パピローマワクチンによる副反応であるかどうか、現在、裁判中です。私自身はパピローマワクチンの副反応と考えており、私の娘たちには接種しておりませんし、患者さんにも奨めていません。モラルを持ち、きちんと子宮がん検診を受けるよう伝えたいと考えています。

なにごともリスクゼロでチャレンジすることはできません。

コロナ禍の中、自分が新型コロナにかかり、大切な家族にうつしたり、大切なおジイちゃん、おバアちゃんにうつしたり、周りの人にうつして犠牲者を作っちゃうのじゃないかという恐怖心が、休校になったり、経済の萎縮や現在の緊急事態宣言の一番の原因だと思います。

新型コロナ感染症COVID-19は、根本的な治療法がありません。唯一の予防方法は、ワクチン接種です。そのワクチンができて、接種すると、恐怖の新型コロナ感染症が普通のただの風邪になります。痛み、熱発、だるさなどの副反応が数日でますが、重篤になりません。

新型コロナ、ワクチン接種以外に治療法はないです。
まだ知らぬ副反応があるかもしれませんが、大切な周りの人のいのちを守るために、是非、ワクチン接種して下さい。そして、東京オリンピックを迎えるようにしませんか。


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